そう、映画にまつわる話です。いつも楽しみにしているのブロガーさんたちの映画ライフの記事にかなり影響を受けてます♪
今回はインテリアにはあまり関係のない話題の上、長文ですので興味がない方はスルーして下さい(ﾉ∀｀*)
元々は映画よりも本が好きだった学生時代、
映画好きの友人と出会ったことがきっかけで色々な映画を見るようになりました。当時、講義で『櫻の園』という映画作品を取り上げていて、どんな映画が好きかという雑談をしたことが仲よくなるきっかけだったように思います。
その彼女が一番好きだと答えた映画 『パリ、テキサス』
カンヌでパルムドールを受賞したヴィム・ヴェンダース監督の代表作でありロードムービーの金字塔
青い空、砂漠の乾いた景色に響くライ・クーダーのギターの音色
哀愁漂う主人公の佇まいや何かを決意したような表情とシンクロして
オープニングから作品の中の世界に惹き込まれていきました。
赤いモヘアニットのナスターシャ・キンスキーの息を呑むような美しさ！
147分の切なくも愛おしい時間、
当時の見終わった後の感情は今は上手く言葉に出来ないのですが、
友人がこの映画を宝物のように語る理由が分かりました。
この映画をきっかけに色んな映画を見るようになり
お酒を飲むとあれこれと映画について語り合い
でも最後にはパリ、テキサスの素晴らしさについて語るなんてことが度々。
こういった友人たちと過ごした思い出を含めて
今では私にとってもパリ、テキサスは一番大切な映画になりました。
ここ10年ほどは映画館へ足を運ぶことがほとんどなくなり、、
CSでやっている映画を適当に録画して見るという生活。
といっても子供が生まれてからはその録画も全く見れていないのですが…(ﾉД｀)
そんなCS録画生活の中で出会った作品『シングルマン』
GUCCIのデザイナーとして一躍その名をとどろかせたトム・フォードの監督デビュー作です。
最愛の恋人を失った同性愛の男性の役を演じるコリン・ファースが本当に素晴らしく、
セルの眼鏡越しに見える彼の眼差しからは悲哀が痛いほど伝わってきて胸が苦しくなりました。
英国王のスピーチでの演技も凄まじかったですが、静の中に様々な感情が交錯する主人公ジョージの役を見事に演じ切っています。あと脇役も素晴らしくって、届かぬ想いと知りながら彼に寄り添おうとするかつての恋人役のジュリアン・ムーアもとにかく切ない。。
そして全編に流れる Abel Korzeniowskiと梅林茂の音楽がただただ美しく、サントラは今も聞きまくっています(秋の夜長にもぴったりなサントラでおすすめです)。※Amazonに安い輸入盤あり。
インテリアやファッションに関してもトップデザイナーだけあってさすが！としかいいようがないくらいお洒落で隙がありません(その部分だけでも一見の価値ありです)。ちなみに映画のセットで使われていた家はこちら。凄過ぎて参考にするというよりは目の保養です。。
作品自体は万人受けする内容ではありませんが、、
久しぶりに魂を揺さぶられるような作品でした。欲を言えば劇場で見たかった…。
最後にとって付けたようですが…
わが家にあるヴィンテージのシネマベンチ
画像以前の使い回しです。
下の写真は別のシネマベンチですが、こんな感じで並んでいたのでしょうか。。
via Pinterest
この家に引っ越してくる前のアパートでは
リビングにソファの代わりとして置いていたのですが、
やはり座り心地はソファではなくただの椅子なので…(´Д｀；)
実際にはベンチの前にクッションを置いて座るという、、
単なる置物と化していました。ちなみにこのベンチ、座面を上げて折り畳めるので結構コンパクトに収納することが出来ます。
何とか日の目を見せてあげたい ! ってことで、
今の家に引っ越してきてからはダイニングチェアとして使っています。ダイニングテーブルはこのシネマベンチに合わせて少し低めの高さでオーダーしました。
イギリスの片田舎の映画館 ←勝手な妄想です
このベンチでどんな人がどんな映画を見ていたのでしょうか。。
座面に刻まれた落書き…
今はまだこどもが小さいので映画館には行けませんが、
映画って素晴らしいってことを息子にも伝えてゆきたいなぁと思います。
ちなみに夢はキッズスペースの正面の壁にスクリーンを設置して
リビングでソファに座って映画を見ること。グーニーズとかE・Tみたいな80'sのハリウッド映画を大きなスクリーンで息子に見せたい♡
まぁ今はプロジェクターどころかソファも買えないんで
息子が小学校にあがるまでの夢として頑張ろうと思います。。
長文&自分語りの駄文を最後までお読み頂きありがとうございます(´Д｀；)
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